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Tomoko
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おうちで日本語101へようこそ!
米国で日本語教師をしているTomokoと申します。

2013年よりカリフォルニア州の小さな日本語学校で、主に小学生〜中学生のお子さんに日本語を教えています。

2021年には、日本語教育に関する専門知識を深めるため、公益財団法人 日本国際教育支援協会が実施する「日本語教育能力検定試験」に合格いたしました。



近年は、AP Japanese試験を目指す高校生へのオンライン・レッスンにも力を入れており、実践的な指導経験を積み重ねています。



日本語学校での授業や、我が子をアメリカで日英バイリンガルに育てた経験を活かし、海外で暮らすご家庭の日本語教育に役立つ情報をお届けしていきます。


このサイトが、皆さまのお役に立てれば幸いです。

バイリンガル育児と絵本の読み聞かせ

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子育てサイトや育児本などでもよくお勧めされている絵本の読み聞かせ。

海外在住であっても日本語教育をとお考えのご家庭なら、ぜひ絵本の読み聞かせを日常生活に取り入れていただきたいところです。

絵本の読み聞かせのメリットとして、想像力を養う、集中力を養う、親子のコミュニケーションに最適、といったことが挙げられますよね。私も自分の娘が0歳から10歳までのあいだ読み聞かせを続けてきて、それらのメリットを強く実感していますが、それだけではなく、海外で育つ子どもたちにとって、絵本の読み聞かせは日本語習得という意味でも大きなメリットがあると考えます。

  • 年相応のボキャブラリーが身に付く
  • 文章の理解力が高まる
  • 日本語独特のオノマトペが身に付く
  • 日本の文化や風習に触れられる

そして、なによりも大きなメリットは『本が好きな子になる』ではないでしょうか。

私自身が読書好きだったこともあり、自分の娘にもぜひ読書の面白さを知ってもらいたいという期待も込めて読み聞かせを続けていました。その甲斐あってか、娘は子どもの頃から本を読むことが好きになってくれ、結果そのことが紆余曲折だった娘のバイリンガル教育の背骨を支えてくれたと強く感じています。

『本が好きになる』、あるいは少なくとも『読書が苦手ではない』ということは、日本語教育だけでなく、現地校での学習でも非常に大きなアドバンテージになります。

それが英語であれ日本語であれ、本を読むと、日常生活ではあまり体験しないような状況や、登場人物などの複雑な感情に触れることがあります。様々な出来事を様々な表現で言語化している文章に出会います。

そういった読書経験の積み重ねによって多くのボキャブラリーが自然と心の中に蓄積され、いずれ自分の言葉として豊かな表現が生み出されるのだと思います。

特に普段から日本語に触れる機会が少ない環境にいるお子さんにとって、そういった経験ができるのは、とても貴重なのではないでしょうか。そしてその導線となるのが、幼少期からの読み聞かせなのだと思うのです。

本を読むのがお父さんであってもお母さんであっても、お子さんにとって親御さんからの読み聞かせは至福の時間です。バイリンガル教育の視点からだけでなく、愛する我が子との大切な時間の過ごし方として、ご家庭での絵本の読み聞かせをぜひ取り入れてみてください。

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